「異端のすすめ / 橋下 徹」の感想・あらすじ
目次
- 1 点数
- 2 感想
- 3 主な内容
- 3.1 法律事務所に就職後、約1年で独立することができた
- 3.2 ひとつひとつは突き抜けていなくても、複数の強みを掛け算することで自分にしかない価値を持つことができる
- 3.3 モチベーションが低下した時は、目標達成したら何をするのかを具体的にイメージするとよい
- 3.4 チャンスをものにしている人の共通点は、その時々に手を抜かず圧倒的な量で行動しているということ
- 3.5 自分の商品価値を高めるには、自分の「ウリ」を明確にすること
- 3.6 努力が目的になってしまうと、本来の目的から外れていってしまう
- 3.7 先送りする理由がない限り、今できることはすぐにやるべきである
- 3.8 知識・情報のインプットが目的になってはいけない
- 3.9 会議は獲得目標を明確化する
- 3.10 評価は「基準の見える化」が鉄則
点数
78点
感想
いいことがたくさん書かれていたが、大きく心に響くものはなかった。
それでも著者の生き方・考え方は素晴らしいもので、著者の経験をこういった形で共有してもらえることはとてもありがたい。
主な内容
法律事務所に就職後、約1年で独立することができた
所属弁護士が個人で受けた仕事の報酬は全て個人のものとするのが一般的だったが、著者は30%を事務所に入れるという契約を結ぶことで事務所の仕事よりも個人の仕事を優先して受けることができた。
ひとつひとつは突き抜けていなくても、複数の強みを掛け算することで自分にしかない価値を持つことができる
弁護士、タレント、首長、国政政党代表、はたくさんいるが全てを経験したのは国内で著者しかいないはず。
強みを増やすには、とにかく行動すること。
モチベーションが低下した時は、目標達成したら何をするのかを具体的にイメージするとよい
著者は司法試験に受かったら、選挙で当選したら、何をしたいのかを具体的に考えることで頑張り抜くことができた。
チャンスをものにしている人の共通点は、その時々に手を抜かず圧倒的な量で行動しているということ
質は量をこなすことでレベルアップするものであり、質だけをレベルアップすることは非常に困難。
自分の商品価値を高めるには、自分の「ウリ」を明確にすること
著者の場合、弁護士になったばかりの頃は信用ではベテラン弁護士に敵わないため「スピード」をウリにしていた。
注意しておきたいのは、ウリは移り変わるものであり、一度ウリになったことが永続的にウリになるということはない。
努力が目的になってしまうと、本来の目的から外れていってしまう
今やっている努力が目的達成のためになっているか、常に確認が必要である。
もし圧倒的と思えるほど努力しても手応えがないのであれば、それは自分には向いていないのかもしれないため、努力の対象を新しいものに変えればいい。
先送りする理由がない限り、今できることはすぐにやるべきである
ポイントは「先送りする理由」があるかどうかを迅速かつ的確に判断することであり、すぐにできないものや優先順位が低いものは先送りする。
例えばメールで問い合わせが来た場合、時間をかけずに答えられる内容であればすぐに返信するべきである。
後回しにしてしまうと、返信を忘れる、内容を再度読んで考える、といったデメリットが発生する。
知識・情報のインプットが目的になってはいけない
インプットよりもアウトプットの方が重要であり、アウトプットするためのインプットがある。
会議は獲得目標を明確化する
世間には議題のない会議、結論の出ない会議が多い。
著者は会議への参加を求められたら、必ずその会議の獲得目標は何かを確認していた。
評価は「基準の見える化」が鉄則
目の前の仕事を評価するだけでは不十分であり「今のあなたはAにいるが、次はB、その次はCというという目標段階がある」というように、目標を段階分けして評価の見える化をしなければならない。
最もよくないのは、個人の主観で評価することである。