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「ひろゆきと考える 竹中平蔵はなぜ嫌われるのか? / ひろゆき、竹中平蔵」の感想・あらすじ

2024/02/01
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75点

感想

2人とも知識が豊富で、将来の日本についてレベルの高い議論が繰り広げられていた。
ひろゆきさんが竹中さんの資産について鋭く質問しているところは、読者の声を代弁しているようで爽快だった。
本書で提案されている「ベーシックインカム」「個人ではなく世帯への課税」などは、現在の制度よりも優れているように感じた。

ひろゆき vs 竹中平蔵

  1. ひろ「数十億円の利益を上げている会社で役員報酬をもらい、株も持っている人がお金持ちじゃないというのは一般市民からみたら違うでしょってなりますよ」
  2. 竹「派遣労働の規制緩和は90年代から続いてきたもので小泉政権はそれを受け継いだだけ。私は派遣を担当する厚生労働大臣ではないから、それに直接タッチしたわけではない。加えて、あの時解禁されたのは製造業の派遣であり、私が所属しているパソナは製造業の派遣はやっていない。それを印象だけで私を悪者にしようという形で議論がされている」
  1. ひろ「お金持っているならそう言えばいいのに、そこで否定すると「この人嘘つく人だ」って思われちゃうじゃないですか。金融資産で8,400万円持ってる人って金持ちですか?」
  2. 竹「金持ちではないけど、そこそこ豊かな人だと思うでしょうね」
  3. ひろ「竹中さんの言う金持ちって日本に何人いるんですか?」
  4. 竹「資産100億円持ってるとか、そういう人が金持ちでしょ」
  5. ひろ「日本で1000人くらいですよね。そうすると竹中さんが金持ちって言ってるのは1億人の中のたった1000人で、それ以外は金持ちじゃないと」
  1. ひろ「派遣労働の人が増えました。派遣労働が増えると儲かる会社にいて、役員報酬をもらい株を持っているのは事実ですよね?」
  2. 竹「株っていうのは財産なんだから、そんなこと言う必要があるんですか?少しは持ってます。」
  3. ひろ「8400万円は少しなんですか?」
  4. 竹「少しでしょ、それは。何と比べるかによります。」
  5. ひろ「一般の日本人と比べてください」
  6. 竹「私は日本人の平均よりも所得があるから、自分はお金持ちだと言わないといけないんですか?こんな議論意味ないでしょ!」

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