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「少年野球 ワンランク上の選手になるための新常識52 / たてぶり先生」の感想・あらすじ

2024/02/07
cocorobooks_336_280_01
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80点

感想

野球の技術はものによっては真逆の理論・意見もあり、何が正しいかわからないものが多い。

この本の内容が全て正しいとは思わないが、理にかなっているものは参考するべきだと思った。

「キャッチボールは相手の胸ではなく顔の横に投げる」というのが最も印象に残った。

ウォーミングアップ・キャッチボール

ダッシュ、ラダーなどのアップはNG。

  • 限られた時間がもったいない。
  • 優しいゴロのノックなど、ボールを使ったウォーミングアップをするべき。
  • 顔の横に投げる。(相手がグラブをはめている側の、顔の高さ)
  • 胸に向かって投げるとクロス方向になるため、リリースが遅れて引っかかることが多くなる。
  • 顔の横の場合は真っ直ぐ投げ出せばよく、指にかかったボールを投げやすい。
  • 投げ出しでは肘は下にあって構わない。
  • 手のひらを外側に向け、シュート回転をかけるイメージで腕を振る。

バッティング

素振りはNG。

  • 羽など何でもいいのでバットに当てる練習をした方が良い。

フルスイングはNG。

  • フルスイングしてもスイングスピードは速くならない。
  • バットコントロールも難しくなってしまう。
  • インパクトの瞬間にスピードが出るように、力を抜いたところから徐々に加速していくことが大切。
  • 引っ張るべき。
  • しっかりと引っ張れない打者が逆方向に打つと詰まったり、ヘッドが下がってこすった打球になってしまう。
  • 練習では内角から真ん中は引っ張り、外角はセンターに打つくらいのイメージでちょうど良い。

練習で「ストライクだけ打て」はNG。

  • ボール球を打つことはバットコントロールを身につけるのに役立つ。
  • 特に高めのボール球は長打になるので打つべき。
  • 相手のミスを期待してもつまらない。
  • 小学生のうちは遠くに飛ばすのがバッティングの楽しさである。
  • 投手に「高めは長打になるから低めに投げろ」というくらいだから、打者は高めを積極的に打つべき。
  • バットを立てて(グリップよりもヘッドを高くして)、大根切りでOK。

守備

  • ボールと衝突してしまう、足が揃ってしまう、強い送球ができない、などデメリットだらけ。
  • 左斜め前にグラブを出して捕ると、球が体に当たる危険が少ない、グラブを前後に動かせるので打球の変化に対応しやすい、ステップして送球できる、などメリットが多い。
  • 大事なのはグラブが地面についていることであり、グラブさえ地面についていれば打球に対応できる。
  • 捕球よりも怪我防止!
  • 難しい打球はグラブに当てて弾いてしまうこともあるが、それは仕方がない。

「ゴロはバウンドの落ち際で捕る」はNG。

  • バウンドの上がり際(=ショートバウンド)で捕るのが一番捕り易い。
  • ショートバウンドはボールに勢いがあるのでグラブに収まりやすい、グラブを前に動かしながら捕ることになるので送球動作に移りやすい、自然と低い重心になるのでグラブが下から出るようになる、など利点だらけ。

ピッチング

シャドーピッチングはNG。

  • リリース時の指先の感覚を身につけたいので、ボールを投げるべき。
  • 投げる技術は投げないと上達しない。
  • 力を押さえて80%や60%の力で球数をたくさん投げるべき。
  • 重心を低くすると、体重移動が不足してしまうことがある。
  • 意図的に軸足の膝を曲げすぎると後ろに体重が残り、身体の回転が不足して肩・肘・腰を痛める危険もある。
  • ダルビッシュや大谷も最近は突っ立って投げているように、重心が高い方が体重移動がしやすくなる。
  • リリースのタイミングが合わせにくく、制球に苦労する。
  • ショートアームでリリースを安定させることで、コントロールも安定する。
  • ダルビッシュや大谷も最近はテイクバックが小さくなっている。
  • 全力投球は力が入りやすくコントロールを悪くする原因になる。
  • ストライクを取りたいときは、力を抑えて60%の力で投げる。

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