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「功名が辻 / 司馬 遼太郎」の感想・あらすじ

2024/02/02
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点数

86点

感想

途中に余計な話が多いが、面白かった。

一豊が徐々に石高を増やしつつ、信長⇒秀吉⇒家康と君主が変わっていくあたり、一緒に成長していくようで楽しい。

秀吉は晩年になると、朝鮮出征や築城などを大名に費用を持たせて行なった。

その結果、大名は年貢を厳しくせざるをえず、農民はとても苦しんでいた。

家康が豊臣家を裏切って滅ぼした、と聞くと家康が悪いように聞こえるが、実際は自分たちのことだけを考えていた豊臣家の自業自得なのかもしれない。

あらすじ

山内一豊とその妻千代の話。

千代は嫁ぐ際に育ててもらった叔父から黄金10枚をもらう。

信長の家臣から秀吉の家臣へと移った一豊は、馬の競売ですばらしい馬と出会うが買う金がない。

千代にその話をしたところ、千代は黄金10枚を出した。

その金で馬を買った一豊は、その後の馬揃え(軍事パレード)で信長から賛辞をおくられた。

その後、長篠、賤ヶ岳、小牧長久手、中国大返し、小田原攻め、関ヶ原、と一連の戦いに参加した。

一豊自身は、際立った武力も知力もない凡人だが性格は良い、それを本人も自覚している。

千代は非常に頭が良く、一豊をたてるように支えて行く。

そんな一豊が、徐々に石高を増やしていった。

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