「超訳 カーネギー 人を動かす / デール・カーネギー」の感想・あらすじ
2024/02/03
点数
72点
感想
いいことが書いてるとは思うが、どこかでよく耳にするようなことが多かった。
似たような内容のものが何度も繰り返し出てくるが、それらは特に大事なことなんだと思う。
基本は叱るのではなく褒める、人を非難しない・責めない、ということが大事であり、これらは子育てでも同じことが言えると思う。
主な内容
- 他人の悪口を言わない、他人を非難・批判しない
- あら探しをしない、相手の間違いを認めさせようとしない
- 議論で勝とうとしない、議論を避ける
- 叱るのではなく褒める、相手が少しでも進歩したら褒める、人前で叱らない
- 毎日ほほ笑み続ける
- 命令ではなく提案する
- 配偶者にも礼儀を忘れない、家族に賞賛の言葉をかける、仕事よりも家庭に労力を費やす
子供を叱る前に
子供を叱りそうになったら、その前に次の文章を読んでみよう。
ある父親が心を込めて書いた反省文である。
夜中に父さんは君の部屋にこっそり忍び込んだ。 そして今、君の寝顔を見ながら、心から後悔している。
父さんはあまりにも怒りっぽかった。何かにつけて君をたしなめた。
例えば朝食のときも、父さんはがみがみ言った。 君が食卓にひじをついて食べたとか、よく噛まずに食べたとか、パンにバターを塗りすぎた、などなど。
父さんが出かけるとき、君は笑顔で手を振って「いってらっしゃい」と言ってくれた。 それなのに父さんは「常に背筋をピンと伸ばしなさい」と叱った。
どうして父さんはいつもがみがみいってしまうのだろう。 君は素晴らしい息子だ。父さんは君を愛している。明日からは小言を言わず、いい父親になることを約束する。