「マスカレードホテル / 東野 圭吾」の感想・あらすじ
2024/02/02
点数
83点
感想
そこそこ面白かった。
ちょっと強引と思える部分が多かったが、結末が気になる展開が続き、読んでいて惹きつけられた。
あらすじ
3つの連続殺人事件が起こり、それぞれ事件現場に緯度経度が記されたメモが残されていた。
緯度経度は次の殺人事件の場所を示していて、4つ目の事件の場所として指定されたのがホテル・コルテシア東京だった。
主人公の新田刑事はフロントマンになりすまして張り込み、様々な客の対応をすることになる。
真犯人は序盤に出てきた、目が見えないフリをしていた老婦人(実際は変装していた中年女性)。
連続殺人は実はそれぞれ別の事件で、誰かを殺したい人たちがネットで集められただけだった。
真犯人が全ての事件を同一人物によるものと見せかけるため、意味深な数字を残すように仕掛けたのであった。
AとXという2つの殺人を起こした真犯人。
その2つの事件が関連づくと、必然的に自分が容疑者になってしまう。
それを避けるため、A、B、C、D、4つの殺人事件が同一人物によるものと思わせることで、AとXの関わりを疑われなくなる。
それが、真犯人の狙いだった。