「秩父事件再発見 / ツルシ カズヒコ」の感想・あらすじ
2024/02/02
点数
62点
感想
秩父事件に興味を持った著者が秩父を訪れて史跡を巡ったことや、秩父事件の概要が書かれていた。
残念ながら、特に面白いとは感じなかった。
著者が共産党員であるため、当時の安倍政権批判が書かれており、読んでいて不快で気持ち悪かった。
全体としては、以下のような内容だった。
・秩父事件は、開港により急にグローバル経済に組み込まれたことで生糸価格が暴落した、松方政権のデフレ政策により物価が下落した、ことが大きな要因である。
・秩父事件は決して暴徒の暴動ではなく、民主的な解決を求めた農民が弾圧され、やむを得ず武装蜂起した。