「英語の多動力 / 堀江 貴文」の感想・あらすじ
2024/02/02
点数
74点
感想
とにかくたくさんの時間英語に触れて英語を学ぶことが大事、という内容だった。
残念ながら、たいした内容ではなかった。
コンピュータによる翻訳の問題点
- コンピュータによる翻訳では、「私は毎日英語を勉強します」は文末の「勉強します」が出てくるまではstudyという動詞を導き出せない。
メールを書くための翻訳であれば問題ないが、会話ではタイムラグができてしまう。 - 「今日ご飯行かない?」は「ご飯=rice」と認識されてしまうかもしれない。
ディープラーニングが進めば「ご飯=食事」であり、さらに「ご飯=夕食」であると機械学習されていく。
だが、これらのためにわざわざ翻訳を使うだろうか?英語を学ぶ意義はそこにある。
英語が先か、英語の仕事が先か
- 英語を使う機会が出てきたら英語を学ぼうと考えるのはナンセンスだ。
- 英語の仕事を任せようとしたとき、英語を勉強しているらしい社員とそうではない社員がいたとしたら、声をかけるのは前者である。
- 多くの人は仕事を通して英語力をアップしている。 英語を学習していることはもちろん、それを周囲に発信しておくことも重要である。
Snapchat
- Snapchatという若者に人気のアプリは、送られてきた画像や動画を閲覧すると最大でも24時間で削除される。
- データがすぐ削されてしまうのは不便では?と思うかもしれないが、すぐ消えるからこそ変な写真などを送れるし、データが残って黒歴史になることも避けられるのである。
希少価値
- りんごの価値を高めるにはどうするか。 多くの人は「よりおいしいりんごを作って、もっと高い値段で売れるようにする」と考える。
これは間違いではないが、ライバルとの厳しい競争になってしまう。 - 誰もやっていないこと、例えば「りんごをアイドルに収穫させ、手書きのメッセージを添えれば値段を上げる」であれば、大きなリターンが生まれる確率が高い。
「おいしいりんご」は世の中にたくさんあるが「アイドルの○○ちゃんが収穫したりんご」は他にはない。
結果をすぐに求めない
- すぐに結果を求める人は英語に挫折しやすい。
- 英語の勉強を始めて2,3ヶ月では、上達するはずがない。
- 仕事や日常会話で英語を使えるようになるには、2760時間かかると言われている。
日本人は高校までに多くても1000時間しか英語を学んでいないため、残りは自分で学ぶ必要がある。
英単語の覚え方
- 自分が話し相手に向かって単語を使っているところを想像する。
- 例えば、correspondenceには文通、書状、対応といった意味があるが覚えにくい。
そこで、例文にあるthe prompt correspondence(迅速な対応)を使ってThank you for the prompt correspondence.と自分が手紙を書いていることを想像してみる。 - 著者は受験勉強の際、単語帳を用例や派生語を含めて丸暗記していた。