「やってはいけないストレッチ / 坂詰 真二」の感想・あらすじ
目次
点数
75点
感想
半日でさらっと読めた。入浴後がよい、継続する、時間をかける、などよく言われていることが書いてあったと思う。英会話と一緒で継続が大事だということ。
読んでためになったのは「クッションを敷いて前屈する」「左右で硬い方は倍の時間をかける」ということ。
主な内容
寝起きは非効率
最も体温が低い「寝起き」のストレッチは非効率的です。
筋肉は気温や体温が低いと緊張しているため、うまく伸ばすことができないのです。
日中に行うべき
ストレッチは朝ではなく、体温の高い日中に行うべきです。
ただし、朝のストレッチがまったく無意味だというわけではありません。やらないよりは柔軟性は高まります。
ウォームアップ
ウォームアップにはラジオ体操のような「動的ストレッチ」の方が、筋肉を一定時間伸ばす「静的ストレッチ」よりも向いています。
とにかく継続する
柔軟性を向上させるには、ストレッチを継続することが必要です。
座位体前屈は週に3回、3分ずつでも継続して1年行えば、どんなに硬い人でもつま先を持てるようになります。
すでにつま先を持てる人であれば、胸がひざにつくようになります。止めてしまうと柔軟性が落ちていきますが、週に1回継続すれば維持することができます。
座位体前屈
座位体前屈では、腰・お尻・もも裏の3箇所の筋肉が伸ばされます。
それぞれ「脊柱起立筋」「大臀筋」「ハムストリングス」ですが、曲げ方によって伸びる場所が変わってきます。
- 腰:背中を丸め、膝はゆるめて外に開く
- お尻:背筋を伸ばして、膝は軽く曲げる
- もも裏:背筋を伸ばし、膝も伸ばす
ストレッチにかける時間
「全然柔らかくならない」という人の大半は、ごく短時間しかストレッチを行っていません。
運動時間のうち5%程度、せいぜい10%しかストレッチに割いていないのです。
せめて20〜30%(2時間であれば、運動1時間半・ストレッチ30分)をかけてストレッチをしてください。
ベストタイミング
ストレッチを行うベストタイミングは、運動の20〜30分後、入浴後、です。
筋肉が温まっていると伸ばしやすいからです。ただし、それ以外の時間でも効果はあります。
お尻の下にクッションを敷く
座位体前屈をする時、お尻の下にクッションを敷くと、重力が働くのでより少ない力で前屈ができます。
左右差
柔軟性には左右差が少なからず存在します。
硬い方は柔らかい方の倍の時間をかけてください。