点数
70点
感想
著者の現役時代のエピソードや、阪神・巨人の選手についての解説、などが書かれていた。
阪神ファンの人であればそこそこ楽しめる内容だとは思うが、それ以外の人にとっては少々退屈な内容だと思う。
左打者に不利な甲子園球場がホームグラウンドにも関わらず、レフト方向に打つことで年間40本以上の本塁打を打った著者は立派だと思う。
主な内容
- 長嶋さんは同じ千葉県出身ということもあり、アドバイスをくれた。
- 日本一の翌年に死球で骨折したことで、本来のバッティングができなくなった。
- 巨人はドラフト1位の選手が活躍し様々な伝統が引き継がれてきたが、阪神にはそれがなかった。
- 1991年ドラフト1位の萩原選手が背番号31をつける際、スカウトが「掛布がぜひつけてくれと言っている」と伝えたが、実際は掛布氏には一切連絡はなかった。
- 江川卓は試合の勝敗を超えたライバルだった。
- 高山は打撃の天才だったが、2番打者として引っ張ることが増えたことで打撃が崩れてしまった。
- 北条は2018年9月に三遊間のゴロにダイビングして左肩を脱臼したことで、全てを失ってしまった。
- 引退の際、横浜の古葉監督とヤクルトの関根監督から誘われたが、40本を打てる掛布でなければ納得できなかったので断った。
しかし、違うユニホームでプレーすることのほうが正しかったのではないか、と思っている。