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「影法師 / 百田 尚樹」の感想・あらすじ

点数

84点

感想

永遠のゼロに似ていた。
率直な感想としては「別に切られなくてもいいのでは?」と思った。
しかも、わざと浅い傷ですむように切らせたというのは現実性に欠ける。
自分が切られて勘一にすべて手柄が渡れば勘一は出世する、そこまで計算していたというのもちょっとどうかなと思う。

あらすじ

勘一と竹馬の友である彦四郎は、文武ともに優秀であった。
二人は藩主の命令で悪党2人を切るように命じられる(上意討ち) 勘一は2人を切り、その後国家老にまで出世する。
だが、背中を切られた彦四郎は士道不覚後とされ罷免となり、その後浪人として暮らし不遇の死を遂げる。
彦四郎の死後、勘一は彦四郎が自分を出世させるためにわざと背中を切られたことを知る。

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