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「多動力 / 堀江 貴文」の感想・あらすじ(その1)

点数

83点

感想

やっぱりこの人の考え方はすばらしい。

賛同できないものもあるが、ただ単に合理的なだけでなく、勤勉であったり睡眠を大事にするなど、基本的なことも大事にしている。

主な内容

「全部自分でやらなければいけない」という思い込みを捨てよ

「全部自分でやらなければいけない症候群」にかかっている人が多すぎる。
「全部自分でやらなければいけない」という思い込みをしていては、多くの仕事を手掛けることができない。
自分が最も力を発揮できる仕事だけをやろう。
自分にしかできない仕事以外は、他人に思い切って任せよう。

僕はこれまで取材、後援会、書籍、メルマガ、などで大量のアウトプットをしてきた。
どうしたって言うことは似通ってくる。
そんな過去の僕の言葉を編集者とライターが焼き直してできた本がベストセラーになっている。

あなたが抱えているタスクを書き出し、その中でアルバイト・同僚・上司でもできる仕事は消す。
残ったのがあなたがやるべき仕事だ。

「すべての仕事で100点を取らなければいけない」という思い込みを捨てよ

「すべての仕事で100点を取らなければいけない」と追い込まれてしまっては、すぐに息切れするし、大量のアウトプットをすることはできない。
たまに手抜きをすることで、膨大な仕事を継続的にすることができる。

「一つひとつの仕事に全力投球しなければ不正実だ」と考えるバカ真面目が、あまりにも多いことに驚く。
そういう人間ほど仕事が遅く、量も質も悪かったりするからタチが悪い。
全力投球して自己満足しているのは本人だけだ。
重要なのは、たまに手を抜くことである。
緩急を使いこなすことこそ仕事の本質だ。

メルマガの中には発行者の都合で遅延したり配信がなくなったりするものがある。
発行者はできるだけ質が高いものをと思っているのかもしれないが、読者にとっては毎週かならず届くことの方が大事だ。
目指すべきは完璧ではなく完了だ。

見切り発車は成功のもと

準備にかける時間は無駄である。見切り発車でいい。
すぐに始めてしまって、走りながら考えよう。
完璧にしようと5年間準備するよりも、不完全でもいいからとりあえずやってしまって5年間トライ&エラーを繰り返したほうが質が高くなる。
準備が足りないからと足踏みしていたらいつまでたっても満足いくものはできないのだ。
やりたいと思ったら、今すぐやってしまおう。

フルマラソンに出るために毎朝ランニングしてはいないか?
今すぐ直近のフルマラソンにエントリーしよう。

一つのことにハマってみよう

もし明日から会社が1カ月休みになったとしたら何をやりたいか、一つ思い浮かべよう。
そして、今日からそれを実行しよう。

1つの100点より複数の80点

飽きるというのは、慣れて余裕が出たということだ。
大事なことは、飽きたらすぐに捨てることだ。
どんな分野でも、80点までは簡単にたどり着けても、100点満点を達成するまでには膨大なコストと時間がかかる。
長い年月をかけて100点を取ることに執着せず、次のジャンルへ飛んだほうが、また新たな発見がある。
これからの時代は、そうやって80点取れるものをいくつももっている人が強い。

この1年間で飽きてしまったことを書き出そう。それが1年間に成長したことだ。

おかしなヤツとは距離を取る

新幹線の中や路上で突然話しかけられるのは迷惑だ。
「堀江さんの本を読んで感動しました。ありがとうございます!」と言われても「だから何?」としか言いようがない。
そんなことはアマゾンのレビューやツイッターにでも書いてくれれば済む話だし、わざわざ人の足を止めて伝えるべきことではない。
自己満足の報告のために「僕の時間」を奪わないでほしい。

メンヘラっぽい人間とも徹底的に距離を取るようにしている。
メンヘラは後々、絶対に面倒くさいことを引き起こす。
精神的におかしくなっているためにロジカルにいくら説明してもまったく通用しない。
永遠に埒が明かない。
こういった人間が「僕の時間」を奪う存在だ。
「やらないこと」を明確にするのと同じように「付き合わない人間」を明確にすることも大切だ。

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