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「新選組血風録 / 司馬 遼太郎」の感想・あらすじ(その2)

虎徹

近藤勇が20両で購入した虎徹は偽物だった。

その後、京都で本物の虎徹も手に入れるが、偽物の方が斬れるため偽物を使って京都で活躍した。

前髪の惣三郎

美男子の加納惣三郎は、同じく新撰組隊士で田代彪蔵に男色の世界へ引き込まれた。

それからいろいろあって、最後は加納が田代を粛清し、加納も沖田に粛清された。

胡沙笛を吹く武士

新撰組隊士の鹿内薫は小づるという娘と恋に落ちた。

2人が夫婦となり子供を授かると、鹿内は命を惜しむようになった。

池田屋事変の日、土方隊に属した鹿内は3人1組で料亭丹虎に向かっていたが、途中で薩摩藩の激徒と出くわし鹿内は逃げ他の2人は殺された。

その後、張り込み任務の際に鹿内は敵が現れたのに何もしなかったことで士道不覚悟とされ原田左之助に粛清された。

三条磧乱刃

新入隊士国枝大二郎と井上源三郎が2人きりで道場で稽古をしていると、何者かが侵入し剣術のレベルの低さを揶揄して去っていった。

犯人が小川亭という旅館にいることが判明すると、2人は乗り込んだが井上は足を骨折し、国枝は頭を斬られ負傷した。

結局、沖田と原田の隊が駆けつけたことで敵は逃げていった。

海仙寺党異

長坂小十郎は、同郷の中倉主膳の紹介で入隊した隊士である。

中倉は妾宅で密通相手に背中を斬られ士道不覚悟として斬首となった。

中倉の仇を討たねばならなった長坂は、海仙寺という寺にいる水戸藩の赤座智俊を惨殺した。

水戸藩と軋轢があっては困るため、土方は長坂に金銭を渡して隊から逃がした。

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